WooCommerce のレビュー機能の欠点

色々見えてきた、WooCommerceの独特な使いにくさ

WooCommerceはWPベースで基本は無償で使えるということは一つの利点かもしれませんが、長期的な目線で考えると、なかなか難しいところがあります。

とある企業のeコマース周りの相談を持ちかけられ、WooCommerce のデータエクスポートプラグインを選定したり、ネクストエンジンに取り込むためのデータ変換マクロを作ったりしました。他にもWooの日本語の翻訳がわかりにくい部分を修正したり(大量に存在。翻訳ファイルは正しいのに、表示がおかしい現象。プラグインも動かず、一つづつ指定して修正でホンマに面倒。)、不要な表示を非表示にしたり、ちょこちょこ手直しもしています。

今回で、WooCommerceは海外のeコマースの常識が基本ベースにあるので、お客様にとっても必ずしも使いやすい画面推移ではないこと、管理側にとってもメリットにはならないWooの独自性があることがわかりました。

レビュー機能の残念さ

今回は、この企業さんのeコマースにおいて、(一部のハイファッションブランドやイメージ重視の商品を除いて)必ず必要といっても過言ではない「レビュー機能」を利用していなかったため、利用してみてはと提案するために、レビュー機能の動作環境を確認してみました。

WooCommerceのレビュー機能の抱える問題点は、

①レビューを書く画面までのフローが悪い。

レビュー、とにかく書きにくいです。ログインして購入履歴を見て、商品をクリックして記入する必要あり。レビュータブとかレビュー履歴などない。気軽に書けない。

②レビューによる自動ポイント付与がない。(デフォルトでポイント機能が設定されていない)

ショッピングカートASPによっては、レビュー記載で自動でポイントを付与できるサービスもあるなか、WooCommerceはそもそもデフォルトでポイント機能が盛り込まれていません。プラグインを購入した場合は、レビュー完了によるポイント付与が可能になるらしい。

③レビューをメールで依頼できない

以前利用したことのあるショップサーブではレビューをメールで依頼する事ができ、ポイントも自動付与のため、お客様・運営側ともに手間がかからない。
WooCommerceにはレビュー依頼をメールで連絡することができない。

④レビューがデフォルトで本名投稿から変更できない

これは日本のレビュー文化ではまずありえない仕様です。ニックネームでの投稿が日本のデフォルト。プラグインを入れるとニックネームを設定できるようですが、レビュー投稿画面にてニックネームを設定できない。デフォルト本名。

※この点については、レビュー記入欄に「ニックネームでレビュー希望の際は、アカウント情報でニックネームを設定してください」としました。が、ユーザーインターフェイス的には最悪ですね。

良い解決策は見当たらず、とりあえずレビューが来ればラッキーということでペンディングしております。

 

WooCommerceのネクストエンジン汎用CSV形式への変換

WooCommerce の受注データをネクストエンジンの汎用形式で取り込むためのマクロ処理についての追記です。

一つ忘れないようにメモ。

下記はWooCommerceの受注データを書き出すと、文字コードがUTF-8で書き出される。エクセルで開くと文字化けするのでSISJISに変更する必要があります。「ADODB.Stream」などを設定すれば マクロの操作でも文字コード変更はできるようですが、委託元の企業が基本マックで業務を行っているために使えない。

その為、UTF-8の文字コードをテキストファイルでSISJISへと手動で変換をはさみました。

なお、csv形式でエクセルで開くとその後の保存で電話番号や郵便番号などの0から始まるセルの0が省略されて保存されてしまう。その為、.txt(テキストファイル)に変更後エクセルで開く。

テキストファイルで開いた場合は、当然カンマで区切られることなく、A列のセルに行のすべての情報が記載されているため、「区切り位置の変更」を行う必要がある。

「区切り位置の変更」をVBAで書くと下記のようになる。

Columns("A:A").Select
Selection.TextToColumns Destination:=Range("A1"), DataType:=xlDelimited, _
TextQualifier:=xlDoubleQuote, ConsecutiveDelimiter:=False, Tab:=False, _
Semicolon:=False, Comma:=True, Space:=False, Other:=False, FieldInfo _
:=Array(Array(1, 1), Array(2, 1), Array(3, 1), Array(4, 1), Array(5, 1), Array(6, 1), _
Array(7, 1), Array(8, 1), Array(9, 1),

ここで大切なポイントは以下である。

Array(5[列の番号], 1[書式設定]),

書式設定は下記の数字より希望の値を選ぶとよい。

定数 内容
xlGeneralFormat 1 一般形式
xlTextFormat 2 テキスト形式
xlMDYFormat 3 MDY 日付形式
xlDMYFormat 4 DMY 日付形式
xlYMDFormat 5 YMD 日付形式
xlMYDFormat 6 MYD 日付形式
xlDYMFormat 7 DYM 日付形式
xlYDMFormat 8 YDM 日付形式
xlSkipColumn 9 転記しません
xlEMDFormat 10 EMD 日付形式

1列目が郵便番号や電話番号の場合は、テキスト形式 Array(1,  2), のようにするとするとよい。

 

列を挿入した際に、その列の扱いを標準にしたい場合は、

 Selection.NumberFormatLocal = "G/標準"

で標準にするとよい。

文字コード云々の面倒がなければ、ファイルを開く、保存する、マクロですべて支持してしまっても良さそう。

マクロは業務省略可にも非常に有効ですね。

忙しいEC関連の方はぜひ活用のご検討を!

Woo Commerceの受注データをネクストエンジンで取り込む際のTips

Woo Commerceとは

Woo Commerceとは、Wordpress(以下WP)というPHPベースのオープンソースCMS(ブログシステム)をECサイト化するためのプラグインです。

WordPressはCMSでは最も広く知られているシステムの一つです。

WooCommerce

Wpでショッピングカートを利用するとしたら、このWooCommerceかWelcartのどちらかを利用することになるかと思います。WooCommerceは世界的に利用されている海外発のサービスで、Welcartは国内の企業の開発したサービスです。

また、WooCommerceはショッピング機能を備えたWPのテンプレートには必ず利用されているといっても過言ではないほど一般的なカートシステムです。ですが、日本語のサポートやプラグインの日本語化・プラグインの製作者もいらっしゃるようですが、Welcartほどのサポートは期待しないほうがよいです。

WooCommerceで受注の管理をする

今回、WooCommerceを利用しているとある企業の受注関連の簡素化ができないかと相談を受けました。

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